テンセグリティモデルから
構造に関するまったく新しい概念を発見できる。
しかし、テンセグリティ原理を認識するためには、
すべての古い構造の概念を捨て去ることが必要になる。
基礎に依存して自重をすべて大地に
流し続けていることを疑わない
古い構造の固有な概念を。
浮力や揚力を利用する船舶や航空機が
移動するために基礎部分をまったく持たないように
大気圏を浮遊可能なテンセグリティ構造は
人々を移動させるために存在している。
テンセグリティを浮遊させないで地上に係留する時も
より軽量で自律的でなければ安全ではないだろう。
テンセグリティは
バイオスフィア自体も
太陽系を軸回転しながら浮遊し
断層ネットワークがつねに振動していることを
前提にしたテクノロジーとして発展する。
「シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ
シナジェティクス原理
宇宙にあまねく存在する
シナジェティクス原理を研究する人は
決してそれをモデル化することはできない。
——自己を除外している限り。
続)信念(believe)
宇宙の現実は、100%非政治的に組織されている。
そこでは、人間の信念は99%無効になるにちがいない。
信念(believe)
言葉なき未知の相互作用に出会うために
精神が自発的に担う探査こそは
シナジェティクスに他ならない。
シナジェティクスモデルは
その探査の過程で必然的に発見される。
これは信念(believe)ではない、
あまりにも非政治的なリアリティである。
続3)テンセグリティのもう一つの機能
原子物理学者はどんな原子核構造からも
テンセグリティ構造システムを予測できなかったが
テンセグリティ原理が発見され
半世紀が経過したとき
他の天体から届いた隕石の中に
バックミンスター・フラーレーンという
炭素からなる球系テンセグリティ構造が発見された。
どの物質を構成する原子核構造も、
そしてどの有機体生命を構成する細胞も
テンセグリティ構造システムを採用していたのである。
そしてこのことに気づくことが
テンセグリティのもう一つの機能である。
初期論文 シナジェティクスモデルの発見 1981年
バックミンスター・フラーの死後30年が経過した。
私は初期論文を公開することにした。
ちょうど30年前の7月18日に彼にあった。
私は30才になる直前だった。
この初期論文はサイエンティフィックアメリカン日本版の
オリジナル論文「多面体をおりたたむ」に続く第2弾だった。
これらの論文のスーパーバイザーは
バックミンスター・フラーだったが彼の死後、
日本の学会から出版された。
☆備考
“シナジェティクス研究所のサイト”:http://synergetics.jp/homeから
ダウンロードできる。
建築家
太陽や惑星の質量は知っているが
自らが設計した空間構造の質量に対して無関心である。
静止した空間構造物の全自重を
大地に流す仕事から軽量化は生まれない。
大地が重力の下水道のように使われているかぎり
リダンダンシーは最大限に増大する。
単独者
群れから不連続な存在には愛はなく
連続化する群れには恐怖がある。
不連続の連続化に出会うための
自発的精神が担う単独者による探査こそは
シナジェティクスに他ならない。
分断されない一つの全体は
いかなる理想や信念からも
無傷で発見される。
最小単位
古代インドにおける重さと長さの最小単位は<麦>であった。
もっとも身近な主食に成り得たからこそ
この目に見える穀粒が
異なった世界を共通化するための記号に変換された。
穀物よりも成長の早いイモ類が記号化されなかったのは
イモ類が長期保存性に劣るからだった。
とりわけ、移動には不向きであった。
穀物とその栽培方法や保存方法が
重さと長さの永続的な最小単位を作り出したが
その単位はその植物が成長し
種子がより移動した結果である。
統計的な近似値的なその結果から
長さや重さは
それらをどのような方法で測定するか
という<操作>によって定義されている。
量子幾何学としてのシナジェティクス
シナジェティクスの量子モジュール群の発見は
素粒子物理学におけるクォークの発見に等しい。
シナジェティクス・モジュールの発見は
基本的な素粒子の発見と同様に
基本的なモジュールの発見だけではなく
異なったモジュール間の融合によって
より単純なシステムを発見してきた。
例えば、クォーク1個の質量が電子の質量の整数倍(=1836倍)
になる理由を科学的に解明できるのは
シナジェティクスの量子モジュール理論だけである。
シナジェティクスは
自然の先験的な秩序を発見する
科学的なテクノロジーである。
