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シナジェティクスモデル再考

気づきは有限であるが
より完全な理解はより永続する。
理解から生まれる知識は
経験よりもモデルによって
より有機的に組織できる。
知識には周期的な軌道がある。
それを観るのはもはや知識ではない。
モデルに先験的に内在する英知(wisdoms)である。
すべてのシナジェティクスモデルは
発見されている。
シナジェティクスは形態デザインを陳腐化する。

モデル言語

シナジェティクスモデリングは原理の理解のための方法ではない。
シナジェティクスのモデル言語の生成こそ
手段であり同時に目的である。
モデル言語の生成過程を注視し洞察することによって
自己は非常に鋭敏になる。
そのプリセッションとして
シナジェティクスモデルが発見される。
内的なカオスから脱却するこの生成過程で
しばしば直観の役割を経験できるだろう。
自己と自己との関係に
宇宙の要求が投影される瞬間をはじめて知ることができる。
それは知識から知ることを破壊するだろう。

テンセグリティとインテグリティ

自由に思考することは不可能である。
ーーー思考の構造が昨日までの知識の蓄積から形成されているかぎり
テンセグリティは
構造を自由に思考した結果発見されたのではなかった。
大気圏内における内部空間を拡張する
テクノロジーの探査の過程で発見されている。
マンハッタン計画に対抗した
反建築(アナキー)的なメタフィジックスへの
志向性から生まれている。
テンセグリティ構造とは
思考の構造さえも否定する
前例のない純粋な構造の物質化だったのである。
純粋な構造の物質化の過程には
社会規範からではない
宇宙に対する自己の誠実さ(integrity)を伴うにちがいない。

エネルギー資本主義

土地資本主義からエネルギー資本主義に移行した段階では
エネルギーは資源の所有ではなく、テクノロジーの開発方法にある。
そのテクノロジーのもっとも基本的な開発方法は
国家や企業によるノウハウの所有ではなく
発明者の動機付け(ノウホワイ)との出会いにある。
20世紀の主要な発見と発明(自動車、飛行機、パソコンなど)のほとんどは
大学内部からは生まれなかったように
国家や企業や大学はけっして
人間の動機付けを開発したり所有したりできなかったからである。
真の動機はすべての個人に自発的に生まれるように
生得的にデザインされている。
参照
世界を探査するモバイラーはノウホワイ(know why)と対話する。
“http://www.mammo.tv/interview/archives/no210.html”:http://www.mammo.tv/interview/archives/no210.html

目的論

星雲の一生に比べて
あまりにも束の間にすぎない生命には
つねに非対称な遅延
あるいは様々な空虚が訪れる。
その空虚を
無数の知識や世間話、
そして投資や消費に飽きたら
神秘への逃避で満たそうとする。
われわれを互いに孤立させ分断するのは
権力による合法的な目的であるが
生命の目的は科学的知識から除外されている。

単純さについて

圧縮材には圧縮力だけが
張力材には張力だけが働くテンセグリティほど
単純な構造は存在しない。
ほとんど重さのない張力が
幾何学的な構造とパターンに
予測できない重さのない機能を
生成していることに気づくには
より単純さが求められる。
単純さとは
すでに統合された精神だからである。

闇夜のカラス

闇の中へカラスを追え、やがて光が見える。
(アメリカ先住民の言葉)
切り離された「図」と「地」の
それぞれの込み入った同型の外形線からは
格子のパターンは、けっして推測できない。
しかし、隙間のない「図」と「地」から
突如として隠れた格子が現れる。

非人格的な神(=Cosmic Integrity)

Cosmic Integrityの実在を科学的にも証明できるとするのが
『シナジェティクス』である。
シナジェティクス原論を構成した『コズモグラフィー』
(バックミンスター・フラー著、梶川泰司訳 白揚社 2007)は
数学的証明可能なシナジェティクス原理群のみで記述されている。
『シナジェティクス』には
21世紀のメタフィジックスを決定的に先導する
シナジェティクスの諸原理とそのモデル群が存在する。
Cosmic Integrityは
シナジェティクスモデル群に内在する
先験的な構造とパターン(=デフォルト)を
デザインする<非人格的な神>を意味する。
☆『シナジェティクス』は『宇宙エコロジー』
(バックミンスター・フラー+梶川泰司著・訳(美術出版社 2004))
の一部にその翻訳がある。
☆また『コズモグラフィー』には『シナジェティクス』1975年以後の
死の直前までのフラーの発見したシナジェティクスモデルが記述されている。

直観

何かになろうとする願望によって学習するかぎり
努力は報われるという信念によって行動するかぎり
競争と支配の世界が確実に築かれる。
何かになろうとする願望は
組み込まれた葛藤と重圧を生むが
興味に基づいた学習と行動は
真実に接近できる喜びを生む。
その喜びこそが直観の源なのである。