森が近くにあると朝の霧は深い。
除湿器を霧の自然農の畑に置いてみた。
畑から8リットルの自然水が短時間に収集できる。
森は雲を生成する。
大気はパイプレスで淡水を移動させる。
森があるかぎり、
朝の紅茶はどこでも飲むことができる。
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雲と泥
バイオスフィアは雲や霧を使って自家発電している。
必要なエネルギー源を地下や海底から
変換しているかぎり、
太陽から請求書がこない仕組みはデザインできない。
本当の富は表面にある。
概念
宇宙から何かを引き出すことで、
宇宙について思考する。
それが概念である。
概念的な定式化は、
つねに経験に基づいている。
その経験は新しい道具に影響されている。
その新しい道具は概念によって作られている。
炭素固定
二酸化炭素を地下に埋めても
二酸化炭素を空間移動させる固定方法でしかない。
しかも埋めるまでの過程に多大な酸素を消費し、
二酸化炭素を排出するテクノロジーである。
植物が光合成で二酸化炭素を酸素に変換するテクノロジーには及ばない。
森や海の藻類のテクノロジーには及ばない。
植物の二酸化炭素の増加を酸素の増加で解決する方法は、
二酸化炭素を減らすビジネスしか考えない人類よりも包括的なので
人類よりも長い生存の歴史がある。
非カリキュラム
電話システムを具体化する装置化は
受話器の形態デザインよりも重要であったように、
自発的な学習システムにおいて、
包括的理解を具体化する方法は
カリキュラムや学校の建築デザインよりも重要である。
学習者にナビゲーションシステムが形成されれば、
最初のカリキュラム(コース)や教室は
一時的なデフォルトにすぎない。
包括的理解にしたがって、
カリキュラム(コース)や学校から自由に
逸脱してもいいからである。
ナビゲーションの機能は生得的であり、
知識量に依存しない。
たとえば、
全体は最大の複雑さに満ちているが、
一つのパターンを形成している。
どの部分も全体から部分を除いては存在しない
という量子物理学の発見には重要なメタフィジクスがある。
もっとも効果的に解決したければ、
全体から始めるべきだ。
たとえば、二酸化炭素から解決したがるのは専門家だけだ。
バックミンスター・フラーの『クリティカル・パス』
25年前に現金と引き替えに全宇宙から真の富を奪うグランチは、
一年間で一兆ドルを越える配当金を株主に支払ってきた。
現在グランチのほとんどは、第二次世界大戦以後の
〈軍産複合体〉から生まれた。
2008年は過去に達成できなかった配当金を支払えるだろう。
〈軍産複合体〉に関係する株主たちは物価上昇をまったく気にしない。
世界中の人々から食料費とエネルギー代を日々間接的に
奪うことができるのだから。
この事実を最初に批判したのは
歴史学者ではなくバックミンスター・フラーである。
『クリティカル・パス』( 1998 白揚社、梶川泰司訳)には
現在の危機を理解するための歴史的な舞台裏が公開されている。
個人教授
2人以上の子どもが同時に理解できるように
宇宙はつくられていない。
学校という建物が自己教育の機会を奪っている。
立方体の教室は空虚な想像力の産物である。
いつでもどこでも学習できる場はテクノロジーのあり方の問題だ。
すべての子どもに個人教授ができる遠隔テクノロジーはすでに存在する。
99%
包括的な学習方法は、専門化教育よりも短い時間で問題に到達できる。
包括的とは自発的な学習であり、その99%は環境の整備である。
環境とは自分を含むすべてだから。
残りの1%は自分を含む宇宙のすべてだから。
モンテッソーリとバックミンスター・フラーの教育論は包括できる。
両者は真理だから互いに矛盾しない。
断食
飢餓によって、身体がエネルギー不足と判断し、
身体組織が破壊されるのは医学的事実だ。
しかし、エネルギーが不足して病気になるよりも、
エネルギーの過剰が病気を作っている場合が多いのも事実だ。
生まれる前からの過去の恐怖心から
断食すると栄養不足になると考えている。
断食によって代謝が変わり、脂肪から脂肪酸をつくり
それをエネルギー源にできる。
断食は、恐怖心からエネルギー摂取を続けさせる
マインドコントロールから絶縁できる
もっとも簡単な自己修復プログラムである。
断食の最大の快楽は、
自己修復された食べない自由にある。
意図的に断食できるのは人間だけだ。