相互作用

都市に定住させる19世紀的テクノロジーによって
人々は未だ静的に生きている。
長期に滞在できる宇宙ステーションでは
電柱や上下水道は存在しない。
光ケーブルも有線である。
生存に必要なシステムは
つねに外部宇宙と相互作用している。
無菅と無線、そして
無柱と無軌道(=非道路)のテクノロジーによって。
労働から解放されるまでは苦痛を受容するという
静的な閉鎖空間の概念によって
牢獄の概念に幽閉されている。

概念の死

ギリシア時代の球の概念は25世紀間変化しなかった。
球面上のすべての点は、球の中心からつねに等距離にある。
この静的概念から動的概念に変容したのは
ジオデシック・テンセグリティの発見からである。
球面上の隣り合う2点間距離は、振動によって
つねに統計的に一定に維持できる。
空間構造の概念を変革できるのは
最軽量化へのテクノロジーである。

自動化

コンピューターによる自動化と遠隔化とは
資本主義では解雇と同義である。
太陽系が生まれたのは
重力(万有引力)によって遠隔自動化された結果である。
イデオロギーはシステムではないのだ。

実用的な概念

イチゴの隣にリンゴを置くと
2つは互いに異なった果実になるように、
民主主義国家に隣接して独裁国家を置くと
2つは互いに<見えない構造>になる。
断絶できる壁によって
戦争は確実にプロセスの一部となる。
この種の半永久機関を考案する人間は
相互に対立するイデオロギーという非物質的な概念を使って
物質的な富の収奪が可能なことを証明してきたのである。
その報酬は、配当金であり、
戦利品であり、賠償金である。
これ以上の実用的な概念はないことを
彼ら(=グランチ)はとても自負しているのである。
イチゴの隣に置かれたリンゴからも
リンゴの隣に置かれたイチゴからも
互いに<戦争と呼ばれない戦争>ほど
それからの報酬が増大するかぎり。

しっぽ依存症

学習が雇用の手段になれば
嘘つきは偉人の始まり
沈黙は賢者の欺瞞になる。
そして、平和は偽装の訓練だった。
みんなしっぽになりたがり
しっぽのない誰かは
権力か欲望のしっぽだった。
頭たちは散歩に出かけたままだ。

概念の構築

張力の反対称的概念は圧縮力である。
張力材の反対称的概念は圧縮力材である。
しかし、圧縮力材ではなく、圧縮材という言葉で代用されてきた。
不完全な構造は
圧縮力材の過剰と張力材の不在によって
いっそう重く危険になるのではなく
言語の不在で純粋な構造の概念が構築できないのである。

植民地

真実からは逃走しないが、
自由からの逃走が先になる場所から
やがて両方からの逃走を
自らモラルにする偽装国家。

隠蔽(=cover up )

隠蔽(=cover up )とは、
最初のタトゥーの上から違うタトゥーを上書きする行為である。
基本的に2回目以降の隠蔽工作は
最初の隠蔽工作より小さくすることはできない。
また、最初の色彩より薄い色ではカバーしきれないので、
色彩を制限される可能性もある。
自己満足に陥る傾向を指摘しても
歓迎されない空気を製造する人々が増加する社会では
この種の上書きにより隠蔽工作が日常化する。

分節化(articulation)

張力も圧縮力も分節化(articulation)によって
いっそう小さくなり、
張力材も圧縮材もより短くなり
それらの関節接合数は自乗で増加し続け、
原子核ではついに
張力と圧縮力は引力と斥力に変換される。
構造はテンセグリティによって定義できるが
引力テンセグリティと斥力テンセグリティを
別々に取り出すことはできない。