デザインサイエンスは予測的である。
それは確率論に基づいた未来学(Futurology)とも異なる。
計画的陳腐化のための最新のテクノロジーが
効果的とは限らない。
デザインサイエンスは
効果的なテクノロジーを<先行させて加速する(anticipatory)>ことである。
現在が過去の蓄積であるかぎり
デザインサイエンスは現在に適用可能である。
つまり、予測とは
安全な賭ではなく、明日の<現実>でもなく
<現実>を昨日の思考から切り離す峻烈な行為である。
続)メタフィジックスとフィジックス
デザインサイエンスは
過去を模倣しないばかりか
現在を陳腐化する。
シナジェティクスが
概念の牢獄を破壊するように。
メタフィジックスとフィジックス
シナジェティクスは
未知からはじめるメタフィジックスである。
そのメタフィジックスを
テクノロジーに変換するのは
デザインサイエンスである。
柔軟な強度
テンセグリティは
過去数千年間の固定的なエンジニアリングに対して
衝撃的な動的エンジニアリングを形成してきた。
圧縮材が不連続な構造として認識されるまでに半世紀を必要としたが、
実際にはテンセグリティが受ける外力の衝撃に耐える
<柔軟な強度>のほうがもっと衝撃的である。
バックミンスター・フラーレンがダイアモンドよりも
堅くそして柔軟であるように。
このテンセグリティの宇宙的な汎用性を認識するまでには
さらに数十年間かかるだろう。
条件反射(Conditioned reflex)
思考が条件づけられている場合
自由な思考はつねに選択可能だと思われている。
自由主義経済学などは
imprintが成功した幻想的自由である。
imprintに失敗すれば
自由とは破綻と同義語である。
IMPRINT
国家主義と利己主義、
そして偏見に満ちた脅迫的な理想像を
刷り込ませる彼らを排除したときの
静けさをわれわれはまだ知らないのだ。
しかし、この分裂した放射性物質に満ちた世界を
決定的に分裂して孤立した個人に負わせ始めたとき、
われわれの内部にある攻撃性が
絶えず何をなすべきかを教える指導者を
ついに存続させないならば
この静かに続く無知でも構わない。
シナジェティクス変換
水素と酸素がそれぞれ
水に似ていないように
テンセグリティモデルが
棒と紐に似ていないのはなぜだろうか。
時間と空間が
時間と空間が相互に入乱れるローレンツ変換
によって同義語であるように
シナジェティクスでは
構造とパターンは
相互変換可能な概念である。
シナジェティクス変換では
2点間の距離を<統計的に>不変に保つような
原点を中心にした回転変換を表す。
住居に対する宇宙の要求
人類は生存するために
住居を購入する最初の哺乳類である。
デザインサイエンスは
他の惑星に人間が居住する予測から
その住居(=シェルター)は
光に対して、熱に対して、
軽量化に対して、モバイル性に対して、
耐久性に対して、経済性に対して、
そして安全性に対して
宇宙工学的に総合的にデザインできる
という前提から始まっている。
住居に対する人間の要求ではなく
この最初の哺乳類に対する宇宙の要求が存在する。
首尾一貫性
発見された原理は互いに矛盾しないが
思考の首尾一貫性こそ
原理の発見の機会を閉ざしている。
自然には首尾一貫性は存在しない。
絶えず再生的なのだ。
試行錯誤さえも
シナジェティクスは
試行錯誤の終わりに形成される結果ではなく
むしろ何ものも蓄積しない
思考方法の探究とその過程にある。
既知なる知識を如何に空しくするかである。
試行錯誤さえも過去の思考方法に属する。
