節電エネルギー

21世紀の電力エネルギーは
現実(リアリティ)の変換にも使われている。
節電エネルギーは
虚妄に満ちたリアリティの維持に費やされる。
なんという無駄遣いだろうか。

リアリティの否定

あるがままに見ることは
他人の思考を排除するための
純粋な否定の状態をつくりだす。
ほとんど稀ではあるが
この状態が非同時的に他者と共有できるのは
見ることが
同時性という虚妄に満ちた現実(リアリティ)に対抗できる
唯一の想像力を生成するからにちがいない。
それゆえに
群れを形成しているリアリティの否定は
群れから離脱するよりもはるかに困難である。

未知(unknown)

思考する優れた方法には
目的と手段を融合させるための長い準備段階が含まれる。
例えば
バックミンスター・フラーが50年の歳月を費やして到達した
<クリティカル・パス方法>は
1950年代に開発されたジェネラル・ダイナミクスと
アメリカ海軍のクリティカル・パスとは異なっている。
彼の晩年の代表作である『クリティカル・パス』(1998 白揚社)は
最短経路ではなく
必要不可欠な試行錯誤を含んだ絶対時間を積算した
最長経路の思考方法である。
プロジェクト完了までにかかる最短時間を決定するためには
最長経路のデザインが最優先される。
それゆえに、クリティカル・パスは
未知の分野の探査に使用されてきた。

排他的生産性

何もしない時間を怖れている人は
何も生産しないように思える植物に
名前を与えなかった。
そればかりか
何もしない時でさえ
雑草を憎んでいる。
太陽とともに動く
名前のないすべての影を
排除するために。

記号化について

家、車、書物、知識といった所有物のなかで
移動可能で重さのないモノは
知識だけである。
しかし、精神をあらゆる条件反射から自由にするのは
知識ではないだろう。
知識にはそれ自体重さのない大きな支配力があるからだ。
ほとんどの知識は
意識的にしろ無意識的にしろ
古い社会に追従するように記号化されていると考えるべきだ。
それらの記号は絶えず再結合しながら
やがて個性や日常生活でさえその集大成となる。

反対称的

自然は、部分からはけっして全体のふるまいを予測できない
システムをデザインしてきたが
人類は、全体からは決して部分のふるまいを予測できない
疑似システムをデザインしてきた。
例えば、核兵器のように爆発した原子力発電システム。

非単純化

複雑なシステムの統合が
未だうまく制御できない段階にいるのではなく
原子炉を原子核ほど単純化できなかったテクノロジーに
自惚れていただけである。
なぜか?
部分は未だ全体との関係において存在しうるにすぎない。

秩序化

検索システムに
経験された事実を秩序化する機能は未だないが
経験するための動機を映し出す機能もない。
何かに興味があるとき、
それを即座にやってのける以外に
秩序は形成されないだろう。