生物有機体

人間が生存するにはエネルギーが不可欠だ。
すべての種についても同様である。
生物の有機体は、
宇宙のあらゆるシステムのように、
純粋な原理で局所的に相互再生する機能から構成されている。
地球上のすべての生命体は
太陽に依存する再生的な
エコロジーシステムに調和してきたが、
人間は種族保存と人口増加の過程で
エネルギーを発生させる道具を独自に発明した。
しかし、火力発電や原子力発電は
地下資源に依存した非再生的な道具である。
主に支配と搾取のために開発された道具は
意図的に非再生的にデザインされてきた。
こうしたタイプの道具の機能は、
人類史においてごく部分的な段階でしかない。
部分的な段階に意図的に押しとどめる
すべての学説やイデオロギー、
そして企業や国家は太陽系では死滅する。
なぜなら生命は、
テクノロジーの集積だからである。

うぬぼれ

人間が想定できないことは
想定外である。
地球が存在しているのも
人間の想定外である。
まして人間が
エコロジーシステムを
デザインしていない以上、
エコロジーは想定外である。
あるいは偶然の産物である。
人間がデザインする組織が
誠実さを欠いているのは
想定内である。
超専門分化が包括性を欠いているのも
想定内である。
誠実さを欠いた超専門分化にとって
自然はつねに想定外である。
うぬぼれた連中は
想定外の偶然を隠蔽するか、
排除する教育を受けてきた。
人間の子孫を教育する
メタフィジックスのかけらもない
原子力エコロジーを信じてはいけない。

緊急事態

首相は浜岡原発の運転中止を要請したが
アメリカは首相に運転中止を命令した。
国民の生命よりも
横田基地や横須賀基地の防衛システムを炉心溶解から
予測的にかつ優先的に保護するという
<間違った理由で正しいことが行われる>
情況が続いている。
つまり、いまは
前例のない
緊急事態なのである。

被曝のプロセス

原子炉の爆発直前も後も、
放射線医学・防御の専門家へ委託した結果を
NHKが報道するすべてのプロセス。
つまり、
<危険になったら報道しない>委託システム。
これ以上の残酷な
非常事態は存在しない。

(続)テクノロジー

〈テクノロジー〉とは、
すべてを相互に関係づけた
あらゆる物理的・超物理的な道具を
包括的に表す唯一の言葉である。
しばしば
相互の関係づけを拒む
局所的すぎる負のテクノロジーによって
生命は否定される。

テクノロジー

<テクノロジー>のレベルで
深刻な予測がある浜岡原発に対して
現行法では停止要請は自由にできても
けっして運転停止は命令できない。
なぜ、このようなシステムが存在できるのだろうか。

人間が作る法律、法的な合意、そして国家の命令は、
物理的な武力が主張・維持してきた権利のみによって
制定された政治権力の策略である。
したがって
人間が作る法律と慣習は、テクノロジーではない。

生存には電気エネルギーが不可欠だとしても、
上記の権力が宣言し、慣習的に容認された法的な計略から生まれた
電力会社は、生存のための道具ではない。
したがって
<テクノロジー>は、ほとんど搾取のために利用されている。
政治権力がこの搾取を廃止できないシステムは、
容易に原発の運転停止を命令できないシステムに
成り得るのである。

独立国家

独立国家の中でも排除が最も困難なのは、
明らかにアメリカ合衆国である。
しかし、
日本の震災によって
そのうわべの独立性と
日本の軍事的奴隷制が
いよいよ破綻しはじめている。

ハードウェア

21世紀のどんな工場も移転可能である。
巨大タンカーやジャンボジェットの工場でさえ。
しかし、産業的設備の中で
もっとも排除が困難なハードウェアは
原子力発電所である。
なぜなら、
そのように設計したからである。
土地資本主義の
最後のエネルギーの砦として。

エネルギー料金メータ

エネルギー料金メータの検針こそは
もっともお金のかかる
19世紀的な個別訪問方式だ。
料金メータはまだインターネットに接続されていない。
瞬間毎の電気使用量の統計が把握できれば
計画停電のいかさまが実施できなくなるからだ。
(公益事業はそのデータを公開しなければならない。)
言い換えると、
時代遅れの料金メータがあるから、
原子力発電所が存在できるのである。

メタフィジックス

パイプと送電線、
そして料金メータを介した
少数の人間による狡猾で長期的な搾取から
人間を解放するノウハウは、
原子核エネルギーではなく
原子核構造に関連している。
少ないエネルギーで互いの核子を
非固体的に結合する方法こそ
もっとも信頼できるメタフィジックスだ。