集団的子宮

教育課程でもっとも残酷なことは
教師によって意図的に黙認される
無知ではないだろうか。

あるいは
経験を無視して、無数の定理を記憶しただけで
褒められることである。

シナジェティクスを学ぶことは
この〈集団的子宮〉から速やかに
脱出(=ステップアウト)することである。   Y.K

資本と失敗

プランクの定数のように
ビジネスの資本は、有理数的に増減しない。
だから捏造され増大しなければならない。
でなければ、失敗者と定義される。

理解のための定数は、失敗である。
その原因にはつねに神秘がパッケージされている。 Y.K

キセワタ

台風の最中のちょっとした晴れ間に
裏庭で焚き火をした。
天の川のように煙が流れ、
河鹿のように夜鳥が鳴いている。

明日はきっと新しい友人が
キセワタを見に来るだろう。

裏庭の絶滅危惧種は、
この夏いつもよりも凛として咲いていた。     Y.K

モデリング

都市では、
われわれの体内も滅菌され続けているが
滅菌で異臭を絶つことはできない。

肉食をする都会人が断食するとかなりの異臭を放つ。
体内に蓄積された老廃物が皮膚けではなく、肺、口内、腎臓、膀胱、大腸などの臓器からも、
排泄されることに関連している。

肉食によって、
頭脳だけではなく腸などの内蔵で思考していることを体験できる。

そして、精神作用は活発になり、新鮮な思考やアイディアが浮かんでくる。
断食は精神の最良のモデリングである。 Y.K

裏庭

都会のマンションの一室で
ペットが死んで数ヶ月間放置されると
厚い壁で隔たった隣人でさえ
ドアの隙間や換気口から漏れてくる異臭を感じるだろう。

私のアトリエのすぐ後ろに
そびえる1200m級の山脈に連なる裏山に棲む
熊や鳥やイノシシ、うさぎや狸、そして昆虫たちと
その他のすべてのいきものの数と体積は、
人間よりも大きい。
彼らは森の中で生まれ、自然死してきたが、
森の散策で異臭を感じたことはない。
森はいきるものたちの香りで満たされている。

都市全体は、
地表と地殻に潜む名前のない無数の昆虫や微生物たちを
短期間に死滅させて、
1千万人分の生活臭や腐敗臭が漂う
裏庭のない閉じた惑星として販売されている。

一瞬たりとも消臭剤や滅菌剤,
そして除草剤なくして、
この小さな惑星は管理できないのである。 Y.K

開発費ゼロ

宇宙という言葉は誰でも知っている。
遠い星々の話は無害だから。

しかし、その宇宙が開発費ゼロで
資本主義も共産主義も確実に破壊する
(つまり大黒柱という権力構造を無化する)
エコロジーをデザインしたのである。 Y.K

原理

エコロジーという言葉は誰でも知っている。

石油系がつくり出した「地球に優しく」といったうぬぼれた行為も
そう長くは続かないだろう。
なぜなら、
エコロジーは、人類にとってもっとも未知で危険な宇宙的原理である。

エコロジーは、
エコロジーに違反すると
核兵器よりも効果的に人類の滅亡を達成する
見えないそして、重さのない再生的な相互システムだ。 Y.K

銅像の忠告

二宮金次郎が薪を拾って売り、その金で勉学をしたのは事実だが、
かつて小学校にあった銅像のようなスタイルで山道を歩くことは
実際に危険であり、ほとんど不可能に近い。
しかし、1世紀後も働きながら勉強できるという忠告だけは生き残っている。

本当に思考すれば働くことはできない。
本当に働けば思考することはできない。
アクセルを踏みながらブレーキをかけるように、
働きながら思考する場合のエネルギー損失は膨大である。

働きながら思考することは、教科書の範囲を超えないだろう。
まして独創的で自発的な思考には生活費を稼ぐ行為は破壊的である。

現代の二宮尊徳は、優秀な奨学生になることによって
労働から一時的に解放される環境が与えられる。
しかし、権威ある奨学金でさえ
将来における数百万円にも及ぶ莫大な利子を含む返還金であり、
成績を担保に入れた借金システムである。
二宮尊徳像はこの習慣を隠蔽することに利用されてきた。
税収奪には好都合なアジア的勤勉さと受容的態度が
置き換えられたにすぎない。

発見の喜びをもって自発的に学習できる環境が最優先されるための
真の奨学制度を与えるべきである。
学ぶとは99%の自発的な環境の整備である。 (マリア・モンテッソーリ)  Y.K

理解

本当に現実化(realization)することは、
現金化(realization)を伴うことである。
そのことを人々は理解(realization)と呼んでいる。

そして、これが人類がつくり出した
もっとも危険な哲学であることは証明されつつある。 Y.K

マクドナルド派

ブッシュの地球温暖化対策を理由にした
バイオエネルギー戦略で
予測どおり輸入トウモロコシは高騰した。

以前、ある洗浄機システムの設計のために、
小中学校の給食の現場を調査したことがある。
驚くことに90%はつねに廃棄されていた。
給食を完食することはかっこ悪いことだった。
彼らはマクドナルド派なのだ。

残飯を排出しないために、
調理前の穀類を鶏や牛、そしてブタが食べれば、
調理エネルギーや輸送コストを削減できる。

さらに、田舎の大気汚染の元凶でもある
休耕田などの雑草を燃やすのを止め、
草食動物の飼料にすることは、
地球温暖化対策である。

間違った理由から、
つまり理解しないでも
人々は正しいことを選択している。   Y.K