カテゴリー別アーカイブ: e・食・住(energy-food-shelter)

モバイル・シェルターの環境制御

モバイル・シェルターの環境制御とは
回転する角度・屈折・反射・磁力、重力などの
異なる物理的作用を相互に関連づけながら
選択可能な環境的要素とそれらが織りなすプロセスを
包括的に管理する技術である。

相互に関連する環境的要素とは、
光(エネルギー)、温度(断熱)、太陽の軌道(方位)、空気(流体)、水(湿度)、
植物(光合成)、微生物(共生)、人間の主体(メタフィジックス)である。

オフグリッド

住居デザインは、気候や言語そして経済性の違いによっても異なるが
住居空間に対する身体の強制と思考を矯正する政治的技術の介入はほとんど変わらない。

住居空間が依存する都市の上下水道システムは、基本的には数千年も変化していない。
最新のトイレとキッチンのデザインでさえ、つねに都市の上下水道システムの有料アプリにすぎない。

森の微生物学なくして、メータ付きの課金装置(=地下グリッド)から
脱獄するトイレとキッチンを発明できなかったからだ。

21世紀の<オフグリッド>には、
無料の上下水道システムおよび無臭への脱獄方法は未だ含まれていない。

医学的知識

病理から標準的な健康状態を啓蒙するTV番組が、
人類学や生物学ではなく医学を基盤とするようになったのは21世紀からである。
年金制度の崩壊から医学的知識への理解が医療費を劇的に削減できることが分かった結果である。

結び目

船の速度の単位ノット(knot)は<結び目>を意味する。
砂時計の砂がすべて落ちる28秒間にロープの等間隔の<結び目>を
動く船から海中にいくつ繰り出したかでその船の速度を測った。

ノットは日本語で瘤であるが、船舶や航空機の速度をあらわす単位ノットは
もっとも単純で高度なサバイバル時のロープワークである。

バイオスフィアの歴史でこの瘤(ノット)を作れるのは海の民だけである。

過剰による分配よりも欠乏による支配

世界人口は、局所的に高齢化によって減少していく一方で、
殺し合うように訓練された局所がある。
依然ただ増大していくのは、
食料とエネルギーの意図的な欠乏によって
より支配され希望を失っていく過程へと転換されるからだ。
その過程では食料とエネルギーの生産量の過半数が
廃棄されていくテクノロジーが介在する。

エネルギーと食料、そして住居が過不足なくあれば、
人口は確実に制御できることに、
その欠乏の過程に投資する株主たちは無関心だ。

草刈り

弁護士に相談するとに初回の相談料だけ時給5000円だが、生きるための権利に関する諸問題は消えない。
草刈りが時給5000円なら、日本中の雑草は、除草剤を使用しなくとも根絶やしになるだろう。
同時に全国的な除染対策も可能だ。

巨石とモバイラー

どんな巨石も、動いてきた結果である。
森は、樹木が光を求めて移動してきたのではなく
単独では生存できない樹木が寄り添っているのである。

巨大都市は、人間が群れつづけながら入れ替わり
遂に移動しないことで安定する。

政治・経済的要因によって左右されるない主体性を獲得する場所を求めて
都市が形成された歴史は存在しない。

個人だけが、自分以外の環境を変えられるように
死の危険性さえも受容する単独者モバイラーとして
デザインされているだけである。

戦略情報(tactical information)

地球資源が汚染されていく過程の形成には、
人間の自発的にすばやく反応して行動する能力に対抗するための
国家や企業の戦略情報が介入している。

政治的経済的な戦略情報は、戦略核兵器(tacticalt nuclear weapons)と同じように
局地的に制限するために開発されている。分断し征服するための歴史的方法に基づいて。

大気圏を除くバイオスフィアの重要な海洋・地下資源、および、平野や盆地の耕作地、
のほとんどが、つねに局地的に形成され持続されているから。
そして、局地的な都市と農村の文化がそれぞれ同期していくのである。

実際、共謀罪の成立までに、人々が自発的にすばやく反応する能力に対抗するための
戦略情報はこれまでになく駆使された。

不足しない思考

すべての経済学は、不足を前提にした思考形式に練り込まれている。
危機的に不足する情況の必要性さえも予め練り込まれている。
電力や食料、住居、そして教育費や医療費、そして軍事費など。

しかし、不足しない思考だけが<テクノロジー>を発見してきたのである。

湧水と牒

地下水を散水して雑草を刈っているとアゲハチョウがやって来る。
湧水の香りは、故郷(オアシス)の記憶か。

黒い輪郭で縁取られたウスバシロチョウは梅雨明けにやって来るだろう。
森に接近しなくとも庭で散水するだけで、マクロレンズで撮影できる。
羽根の曲線のエッジに囲まれた半透明の面は、強い太陽を反射しないから。

富と秩序

富とは、生存する能力であり、ハエやネズミにも備わっている。
基本的な秩序へと再調整するために、エネルギーの流れを制御する能力である。
その結果、ハエやネズミは短期間に増殖できる。

共謀罪という<権力と記号のテクノロジー>で、
人間が生存するための基本的なエネルギーと秩序は、けっして制御できないだろう。

微生物の移動

森の樹木を繰り返し伐採してダメージを与え続けると、やがて
衰弱した樹木は、その根のあたりで、ウィルスに感染して変形し始める。
森の怒りが形になると感じてしまうが、根の周辺の微生物群が大移動し始める予兆なのである。

枯れていく樹木を数えても、移動する微生物は数えられないのは本質的ではない。
<図>としての微生物は動的に変位すると共に、<地>としての樹木も機敏に動くから。

この映像は、微生物群が短時間に移動して、
大地の水が蒸発して森の周辺から砂漠化していく時の形相である。

ゲームの誤謬

資本家は、他者よりも前に潜在的な報酬を看破できる。

たとえ、その報酬が自然が作り出した物であろうとなかろうと
あたかも彼らが所有する物としてふるまうことによって、
彼らの利益は稼ぎ出される。

利益は本質的に増大するという考えが、
電力や石油から、そして、農薬付けの植物から、耐久性の欠如した高価な住宅から
人類全体に分配されるべき膨大な利益をバイオスフィアから
ゲームのルールに従って略奪できるのである。
(誰かの富はそれ以外の誰かの負債であるという19世紀の資本主義のルール)

資本主義といわれる多くの誤謬(=デフォルト・ゲーム)が継続されてきた。

労働よりも稼ぐために生きる

生きるための権利に生きる要求を人間性から剥奪するシステムは存在する。

生きるために稼ぐ労働と生きる権利は、計画的に分離されたにちがいない。
生きるために稼ぐよりも稼ぐために生きる現実を受け入れるように。

酸素と水素が整数比で絶えず結合するための許可が存在しないように、
労働をもっとも偉大な人間の特権として受け入れる
デフォルト(=宇宙の会計システム)は存在する。

2点間の最短距離

地球上で、もっとも遠い場所は、移動距離または移動時間からではなく
自分の家からちょうど半周した裏側だ。
この概念から、ジオデシックライン(測地線)が生まれた。

しかし、この球面上の2点間の最短距離の概念こそが
バックミンスター・フラーのジオデシック理論を
特殊理論にしてしまったのだ。

2点間の最短距離の概念から、もっとも経済的で実用的なシェルターはデザイン出来ない。
もっとも経済的で実用的なシェルターは、新たな原理から構成される。

それを証明する一般化したネオ・ジオデシック理論と
そのシナジェティクスモデルは完成している。

包括的な不可視の狂気

21世紀の非同時的テロの持続的展開によって、軍隊と警察は、
国際的な規模で個人の情報収集、管理、拘束するテクノロジーの開発に迫られたが、
18世紀における致命的で広範囲な疫病(黒死病 Black Death)によって、
医学が国家的規模の情報収集、管理、拘束の必要に迫られたのが
そのテクノロジーの起源である。

しかし、21世紀の監視技術によって、
すべてのコミュニケーションを捜査対象とするための
盗聴、盗撮、無制限な個人情報の収集を合法化する基盤整備は、
平時の定常的なテロ対策ではない。

送電ネットワークや発電所、そして学校や病院、研究所などのライフラインと主要施設を
戦時には、乗っ取り可能にするためのテクノロジーだからである。
共謀罪の合法化は、その序章なのだ。

すべてのテロリスト、企業、そして国家さえも監視していく人間の
独占的で包括的で不可視の狂気を、医学はまだ想定していない。

流星物質(meteoroid)

流星物質の一部が蒸発しないまま地上に落下したのが隕石である。
われわれの身体を構成する元素の存在度には
流星物質の元素の存在度と変わらないデフォルトが支配している。

太陽系の元素組成は
地球の化学組成と太陽系の起源を意味するように
惑星地球での生命現象には
グローバル化による格差の拡大や
自由貿易の敗者を救出する反グローバリズムを形成しない
システムが働いている。

グローバル化には、球体地球主義の限界と境界がある。

流星物質以上のコスミック化は存在しない。
身体という局所は
すでにコスミック化された流星の結果なのである。

報道の自由度

報道の自由度が、もっとも高いノルウェーなどの北欧3国やアイスランドは
石油資本の依存度が低い再生可能エネルギーを推進した地域である。
(アイスランドが銀行を救わずに金融機から脱したのは、
事務所や一般家庭の電力や温水を全て地熱発電で賄うことができたからだ)

火山国の日本で地熱発電を推進すれば、無人で運転可能であるばかりか、
原子力発電所8基分に相当する電力エネルギーを恒久的に供給できる。

ウランや石油などの枯渇性エネルギーに依存した結果、
日本の消費者が支払うエネルギーコストは、先進諸国ではもっとも高い。

地熱発電は、バイオスフィアでの再生可能エネルギーによる
生活の自律度と報道の自由度に影響しているが故に、
日本の地熱発電は、意図的に低くされている。

エネルギーの自律度と報道の自由度は比例する。

局所的グローバリズム

文化は、人間によってデザインされている。
物質や金属を構成する原子は、宇宙的である。
そのテクノロジーは純粋である。

そのテクノロジーは、局所的で近視眼的な習慣を陳腐化するが
人間によって、テクノロジーを意図的に矯正することもできる。

1930年代、電気自動車の開発に成功した後から
内燃機関のガソリンエンジンを開発したのは、石油資本である。

消費者の思考形式を長期的に矯正してきた
グランチの独占への思考形式は、局所的で近視眼的で同族的である。

より働かない自由

より効果的なテクノロジーを目指している
AI,EV、自動運転、カーシェアリングが、
より働かない自由を拡大するテクノロジーではない。

それらは、19世紀的な住宅コストと、水と食料の放射性汚染問題を解決していない。

失業率と求人倍率を調整する権力テクノロジーと
調和するテクノロジーへと矯正され続けている。

より働かない自由は、テクノロジーの副産物ではなく
人類の目的の一つである。

続)発芽テクノロジー

自然発生的な糧に依存する経済活動から、
大地に働きかける予測的な計画へと移行するに従って、
収穫に対する祈りから、豊饒な喜びへと変化し、
さらに、工業が農業から離脱して形成された都市では
ついに祈りと喜びのすべてが消滅した段階に至り、
生存するのに必要な仕事と富を持てない人々が死んでいく格差社会では
死の脅威のもとで労働することが暗黙に了解される。

植物の生存には、発芽の条件と成長の条件は分離できないが
他者のサバイバルに対する配慮を欠いた暗黙社会では、
自然発生的な糧に依存する経済活動が不可能だと思わされている。

自然は、自然発生的な糧に依存する種々の存在による
経済活動の無数の相互作用の集積である。

発芽テクノロジー

人類は、太陽光と空気、水、そして温度で
植物の発芽を制御する遺伝子をデザインしたわけではない。
その機能を複製し実現するコスト計算はまだ不可能な段階にいる。

火星計画には、バイオスフィアの既成の<土壌と種子>が移住する方法が採用される。
もっとも安全で経済的、かつ軽量だからである。

自発的無関心

自国のサバイバルには不可欠な
エネルギー源と食料資源を確保できなければ、
産業が衰退して、経済が衰弱し、
人口が減少するように教育されている。

しかし、それらが消滅する前に、
エネルギー源と食料資源によって
被曝しなければならない段階は
教育されていない。

日本の義務教育課程で実施されている給食に使用される
食材の産地とそれらの日々の被曝測定値は、ほとんど公開されていない。
恐るべき無関心がPTAを支配している。

原子力産業のサバイバルには不可欠な、
しかし、自発的無関心が引き起こす独自なこの被曝プログラムを
アメリカは批判したことはない。

こどもが何を食べるかは、両親が何を考えているかだから。

信憑性に関する閾値

ある感覚や刺激の相違を感知する境界の概念が心理学にあるように、
真実を伝える人々の信憑性に関する<閾値>(=最小限値)によって、
政治システムは、個人の主観と客観に委ねられる思考の仕組みを
もっとも怖れている。

政治システムに委譲する都合良い社会的な<閾値>が、
恐怖感によって操作可能な限界が暴かれるからではなく、
権力構造が普遍的なものに背く時代の中で
その思考の仕組みは、思考の主体を、けっして彼らに委譲しないからだ。

そして、権力構造がより個人に浸透し浸食すると同時に、黄昏れていくのである。
真実を伝える人々の信憑性に関する<閾値>の普遍性によって。

分散型テクノロジー

テロによって国家は、
世界的規模での情報収集、管理、拘束の必要に迫られたのではなく
軍用の分散型の通信システムが民間の投資によって
世界的規模のインターネットに成長したから
エネルギーと水資源、そして食料に対する世界権力の独占欲が加速し、
より短時間に、より少ないエネルギーで、個人を管理し拘束する
地球規模の分散型テクノロジーが一般化したのである。

それは、世界中の個人が、高価な設備投資を毎月負担しづづけた結果なのである。

抜け目ないテクノロジーは、つねに分散型である。

哺乳瓶(baby bottle)

哺乳瓶という授乳する道具の発明は、労働形態の変化と人口爆発を加速した。

哺乳瓶の発明は、蒸気機関に始まる19世紀の産業革命と同時期であり、
世界同時多発的に生まれた。
哺乳瓶は、素材技術の革命から生まれたのではなく、
女性の工場労働力の確保の必要から生まれたのである。

その発明は人間を含む哺乳類の子に対して使用できるほど汎用性があるが
当時の哺乳瓶の開発主体は、つねに男性だった可能性がある。

続)貧困と欠乏

つまり、バイオスフィアには、エネルギーの欠乏や過剰は存在しないのである。
欠乏と過剰の経済学が存在するだけである。
あるいは、奪うか奪われるかというゲームを合法化した
デフォルトへの矯正装置にすぎない。

1968年まで、ノーベル賞から経済学が排除されていた理由である。
ノーベル経済学賞は、グランチのスウェーデン国立銀行が設立した賞であり、
ノーベル財団はノーベル経済学賞を認知して来なかった。

貧困と欠乏

貧困と欠乏に、相互関係があるように
富裕と過剰にも、上記の相互関係が
反対称的に機能する。

失業率を廃絶する資本主義は存在しない。

不労所得が十分にあって働く意志または
その必要がない自発的失業人口が増加すると同時に
技術革新によって賃金抑制装置としての相対的過剰人口も増加するからだ。

貧困と欠乏、そして富裕と過剰の相互作用は、自然には存在しない。
分解と結合の同時的かつ非同時的に重なり合う階層構造だけである。

自由に住む手段と場所の選択肢

鯨が海水という環境との相互作用を楽しむように、
人類には大気圏と水圏、そして大気圏外での相互作用を楽しむための
道具をデザインする能力がある。

21世紀の個人には、
船と飛行機、そして自動車で移動できる手段の選択肢があるが、
自由に住む動く住居の手段(=モバイルシェルター)と
その場所の選択肢はもっとも遅れている。

大気圏内での相互作用が、もっとも経済的で安全だったにも関わらず
大気圏外を移動する宇宙船には、動くインフラが備わっている。

まだほとんどの富める個人も、都市のインフラにぶら下がっている。

より働かない自由

建売り住宅と分譲マンションをより効率的に販売するために
賃貸をより少なく、より高い賃貸にする戦略によって、
豊かさを求める人々を土地不動産と株に繋ぎ止めながら、
土地資本主義は、自ら不動産を手際よく処理した歴史以上に、
世界中を自由に移動する企業の戦略的で
独占的な能力を加速度的に増強してきた歴史は
ほとんど知られていない。

豊かさを求める欲望は、ますます<金利>に繋ぎ止められ
遂に、より働かない自由は、富豪だけの特権だと思わされている。

見せかけの構造の起源

圧縮材による圧縮力を中心にした構造の起源には
狭い洞窟での長い抑圧がある。
——安全な夜と引き換えに。

つぎに、城壁における固体による防御技術から
始める戦争の歴史がある。

そして、墓石の下の大地に埋めた人体の骨に対する
見せかけの永続的な物質観が
それらの抑圧と防御を持続させ助長したのである。

圧縮材は、つねに重く、固定的であるが
大気圏外では、圧縮材は可能な限りモバイル可能な張力材に置換される。
(あるいは、鳥の骨のように
飛行のために編骨という軽量化された非周期性で非対称なトラス構造に変換される。)

宇宙空間では、圧縮材からなる構造ほど、高価で危険なものはない。

自律性と目的意識(know why)

生存のための空間形成方法と自己規律に関する形成方法は
建築や医療、教育、心理学などの専門性にそれぞれ分断されることで
その自律性と目的意識(know why)に関して重要な部分を失ってしまった。

こうして、構造の自律性は、いまも大地に依存したままである。

余剰生産

権力構造によって、余剰生産に従事し、
余剰を追跡することでしか
もはやリアリティを生産することができないのだろうか。

先験的な構造とパターンを受容するためのリアリティは
テンセグリティ・シェルターの天窓から降り注ぐ星々からやってくる。

圧縮力のみからなる権力構造の余剰生産方法から
そのシェルターは生まれなかった。

贈与装置

計画的なエネルギーと食料の欠乏、または高騰が
富の衰退であり、貧困化と産業の緩慢な死を伴う。

貧困救済の方法は、贈与によって格差の方法に転換される。
受け取ると危険なものになり得るからだ。
返礼の義務が権威や社会的な地位を失わせるのだ。

生存要素の退化

生存に必要なものは、空気、水、食料、エネルギー、住居である、
それらを持たなければ、その順番の欠乏から死んでいった人々を見て、
森から水源と耕作地を求める時に住居はもっとも後回しにされた。

その結果、その逆の順序で高額な支出によってしか取得できない
巧妙な矯正装置に、人類は見事に順応したのである。

水、食料、エネルギー、住居を獲得する手段を
主に金銭に依存するほど退化しているのである。

人類の生存のための安全装置(fail safe)は、もっとも高額である。

自由空間

テンセグリティシェルターによって
生存のための自由空間をどのように享受できるかは、
エネルギーと食料の規制制度が持っている恣意性を明らかにしながら
矯正と服従から短期間にどのように離脱できるかでもある。

バイオスフィアへの離脱は、
火星に行くよりも安全で、気楽な漂流に違いない。

デフォルト化するシェルター

人々が求めた住居は、
自分と家族のために<獲得された空間>であり、
絶えず自分と家族と共にある空間ではなかった。

私がデザインするシェルターは、
宇宙と共に機能する環境制御装置である。

水と食料、そしてエネルギーを自律的に生産し制御するための
シェルターを生産する人々にこそ、
最初にこの都市に依存したすべてをデフォルト化するシェルターが必要だ。

21世紀は、すでに難民の時代だ。

自律していくコロニー

流動する圧倒的な難民を受け入れない情況を先導する場合
その国家の民主主義はすでに消失しかけている。

自国の領土を買ったり売ったりしている間に、
その領域内にいるかぎり、
安全で平和に生きられることを保証するという国家は
もはや存在しないのだ。

エネルギーと水と、食料
そしてシェルターを過不足なく自給し、
自律していくだけで
人類は短期間にコロニーを形成できるのだ。
——-火星に行かなくとも。

権力がもっとも怖れているのは
人類の自発的な集団化(コロニー)なのである。

塩素社会

「現在の下水システムに関するすべての基本的なデザインは、
紀元前2,500年頃にインドで発明される。
それ以来、本質的に改良したものはいない。」(RBF)
という概念が都市を支配し形成している。

現代の衛生の概念が、塩素に依存する社会構造を形成し、
都市と農村から微生物を排除しているのである。
日本の塩素の生産量は2兆円であり、
ソーダ工業(つまり、グランチ)の生存にとって
塩と電気(つまり、原子力エネルギー)は必須の原料なのである。
(ソーダ工業の塩の消費は、全消費量780万トンの内、全体の74%、
飲食の生活用として消費された量は全体のわずか2%)

しかし、現代の発酵微生物工学は、ブタなどの家畜の屎尿処理から
無菌の純粋な飲料水が生産できるので、
すでに上下水道を統合できるまでの実用性に達している。
(実際に試飲した私の経験に基づいている。)

塩素社会は、海を構成する基本物質を搾取しながら
微生物と人類の惑星地球上でのモバイル性を阻んでいるのである。
さらに、塩素で固定されたインフラによって人類は課金され続けている。

エコロジーとは、全生命にかかわる構造とパターンに関する動的な科学である。

臍を噛むのか、それとも臍を組むのか

爬虫類、鳥類を含む胚膜類には、
母体から栄養素や酸素、水分の供給を受けていた管の痕跡として
すべて臍(へそ)がある。

植物の種子においても、
水は種子の表面全体から吸われるのではなく,胚の付近の胎座についていた器官(へそ=hilum)から入っていく。

生命を次世代に接続するための惑星地球での包括的なデザインがある。

木材・石材などを相互に接合する場合、
一方の材にあけた穴にはめこむために他方の材の一端につくる
非生命的な突起物も、臍(ほぞ)と呼ばれる。
つまり、へそとほぞは、古代アジアから、同じ<臍>で表されてきた。

モバイル・テンセグリティシェルター(=Off grid floating shelter)にも
臍(ほぞ)が頻繁に使用される。
もっとも経済的な宇宙的な相互結合方法に違いないからだ。

欠乏のための経済学

現在の富裕層は、
大多数に対して、強制か束縛、または矯正を行わないかぎり、
大多数がより加速度的に増加する傾向にあるという前提から
民主的なコミュニティの規範を形成している。

同時に、加速度的に増大する
エネルギーと食料、そして住居の欠乏こそが、
他者の死を制御できるという
経済学(=法律家資本主義 Legally Piggily)に誘導することで
自らへの支持を持続させる。

一つの巣

ほとんどの同時性は通学や出勤によって維持されている。
膨大な石油エネルギーと原子力エネルギーが
その同時性の確保のために浪費させられている。

<一つの巣にすべての卵を生む RBF>危険な習慣性デフォルトを支える、
すなわち、一つの巣の中で適者生存を競う同時的社会観は
知的な成長と自然の経済から脱落する。

学校や職場という同時性で矯正する環境は、
一つの巣の中の国家経済の破綻と共に解体されるだろう。

生命維持装置

カボチャ中でも伯爵の表皮は、特に白い。

その伯爵にはデンプンを糖に変える酵素があって、
低温でゆっくり加熱することによって甘味がはじめて増すというのは正しくない。
その伯爵を高圧の圧力鍋で約8分間、短時間で加熱して蒸した後でさえ甘い。

しかし、そのフィルム状の表皮は、急激に加圧して急激に減圧した時にのみ、
カボチャの分厚い硬い外皮から分離し始める。

その半透明の薄皮フィルムの厚みは、僅か100ミクロンである。
この表皮の厚みは、鶏のゆで卵を剥くときに剥がす卵殻膜の厚みと同じである。

また、トビウオの羽根のフィルム状の薄膜の厚みも100ミクロンである。
人間の表皮細胞の表面の外皮部分の厚さは、さらに薄く10~20ミクロン程度であり、
細胞死を迎えた後やがて剥離するようにプログラムされている。

大気圏内における動植物の外皮の機能は、内部と外部の境界膜の機能には留まらない。
生命維持装置を備えた気密服としての宇宙服以上である。

私のデザインしたモバイル・テンセグリティシェルターの外皮フィルムの厚みも100ミクロンであったが、
都市の住居の生命維持装置の外皮は、まだ30㎝程度である。

素材の厚みで断熱する物理的方法は、時代遅れである。
テンセグリティシェルターの外皮フィルムの耐候性は20年以上である。

鳥インフルエンザ・ウイルス

人間が家畜として飼育し、経済的価値をもたらす動物には
高い確率で彼らにも人間にも致命的な病気が発生する。

人為的な環境がウイルスの遺伝子の変化を加速させ、
高病原性を獲得するシステムがある。

基本的にインフルエンザ・ウイルスは、
構造の経済的価値をもたらす正20面体の5回対称性を維持している。

人為的な環境は、明らかに生物宇宙と相互作用している。
それらは、宇宙エコロジーの一部である。

大多数の人間が、自らの生命維持のためにタンパク質を動物から得るのは、
それほど科学的ではない。

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宇宙エコロジー

個人は、生活費を稼ぎ出さなければ、ホームレス化するように教育され、
国家は、新しい資源とエネルギーを見出さなければ、
消滅する恐怖感から、戦争するように運命づけられている。

エネルギー・食料・シェルターのすべては
個人で獲得可能なノウハウの段階にある。

国家が破綻する前に、われわれは自律的に実践すべき段階にいる。

エネルギー・食料・シェルターの包括的実践ノウハウは
選択可能な宇宙エコロジーの一形態である。