机の位置

日本人は、隠れてご飯を食べて
隠れて仕事をする習慣を強いられきた。
食事や仕事をする間は、会話してはいけなかった。

その名残として、日本人はたいてい壁に向かって仕事をする。
ところが、欧米人は、ドアに向かって仕事をする。
この違いは、机を部屋の壁にくっつけるか
部屋の真ん中に配置するかの問題だけではない。

ドアから入ってくる人と話をしたいならば、
つまり、コミュニケーションを向上させるためには
壁からドアへ机のレイアウトを変えるほうが合理的である。

一方、自分と対話する創造的な時間を優先させたいと思う人は、
窓に向かって考え事をするようにしたほうが楽だと信じている。

私が透明な2層のジオデシックドームに住む7年間の実験をしたときは
食事も仕事も全方向に向き合うことに気づいた。
真の外部と内部は、
これまでの食卓やデスクトップから
完全に遊離していたのである。

この新しい習慣は人間のコミュニケーションに重要な影響を与えるだろう。 Y.K

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