隣組(最小単位の5人組クインテット)

より少なくなる集落でも、みんな孤独で隣人を信じていないのは、
単に高齢化したかつての隣組(または5人組)の末裔だからではない。
いまでも集落情報よりも、
警察広報紙、自治体が配布するお知らせなどが
つねに折り込まれる回覧板の回覧が生き残っている
複数の隣組からなる限界集落は、
官主導の隣保組織の象徴なのだが、
他人の真似をする農業を選んだ消費社会の
統制された奴隷の末路なのだ。
自立的経済の可能性は、限界集落という位置づけ以前から、
戦争継続のために破壊されている。