爆発率7.7%

日本で最初の原子力発電が行われたのは1963年。
その後の40年間、
日本国内でアメリカ製や日本製の52基の原子炉が建造された。
しかし、そのうち4基が爆発、
または炉心溶解したのである。
爆発の確率は実に7.7%だった。
量産されるどんな工業製品
(たとえば航空機、自動車、テレビや冷蔵庫)よりも
危険な事故率である。
通常の工業製品ならば
製造責任でリコールされるが
もし今回の爆発事故で他の48基の原子炉が廃炉にされなければ、
ユーザの責任だ。
なぜなら、
自動車やテレビなどと違って
原子炉は歴史的に
税金で開発され、
建造されてきたからである。
つまり、
われわれは、原子炉のクライアントだったのだ。