健康水準(income level)と貧困線(poverty line)

人類の健康は所得水準(income level)に比例する
という20世紀の統計学がある。
この理論では野生生物の健康を説明できないが
少なくとも生命保険会社はこの統計学を
惑星地球の頂点に立つ哺乳類に適用している。
その哺乳類の過半数は貧困線(poverty line)、
つまり最低限度の生活を維持するのに
必要な所得水準以下で生きている。
(30億人以上は1日2ドル未満で暮らしている。)
所得水準や貧困線は動物行動学には存在しない概念である。
それゆえに、その貧困線(poverty line)以下の人口が
毎年拡大している現象は動物行動学では説明できない。