月別アーカイブ: 2015年6月

思考するテンセグリティモデル

1970年代に私はテンセグリティモデルを
100個以上制作した。
ハイデッカーを毎日読むように。
テンセグリティの完璧な張力的調和を再現する行為は
自己自身の現象学的変化を目指す試練として変化していたのである。
その変化を捉えることは
他者との優れたコミュニケーションを目指しながら
単純化した方法で他者の時間を互いに占有する
対話よりも楽しい方法だと思っている。
1981年に、その種々の制作方法のなかのある方法は
バックミンスター・フラーが
彼が30年前にすでに発見した方法と同じであると助言してくれたが
その他の方法は、同じではなかった。
その方法が21世紀のテンセグリティモデルの
だれでも再現できる新たな調和方法を提供している。
ゴム紐や釣り糸などのヤング率が小さい張力材は
太陽系での張力の研究には時代遅れである。
重力に弾性率もヤング率も存在しないからだ。

相補的な時間

隙間を生成しない空間充填では
たとえば、4面体と相補的な8面体は自動的に生成される。
価値の生産または、その破壊に従事する時の
忙しい時にこそ、有効な時間ができるのは
その時間は相補的な時間である。
無目的で暇な時に、その時間は、
同質な時間しか生成できない。
余暇を楽しむために、労働に従事する時にも
その相補性は生まれない。

監視テクノロジー

個人の監視テクノロジーや
学校や職場での規律的テクノロジーのすべてが
国家の安全メカニズムのもとで増殖した結果
それが安全率を機能させている。
火山の爆発や地震を予知できない科学的事態は
その安全率の限界を示しているのであるが
その限界が見え隠れする時にこそ
個人の監視や群れの規律を
むしろより増大させるためのメカニズムは
あらゆる個と個の関係に潜んでいるのである。

焚火の後

焚火は夜の太陽だ
その太陽が沈んだ後
紅茶を飲みながら仕事はじめた
カエルも鳴かない静かな夜
時計の音とキーボードの音しか部屋にない
そして、時折、鉛筆の擦れる音
音楽は要らないトワイライトから
真昼の太陽まで瞑想できる
それから日陰で昼寝をしよう
ふたたび、夜の太陽が昇るまで

黄色い花

庭が雑草で覆われる前に
カボチャの種をランダムに植えた。
これらの種は、メキシコ産とニュージーランド産と
国産の伯爵の種が混合している。
これで真夏の庭の地表温度は
30度に低下するばかりか
夏の終わりには、カボチャの収穫もできるだろう。
カボチャの黄色い花は、とても綺麗だけど短命だ。
カボチャの花に最初のミツバチが来るまで畑の傍で、
今日は満月を見ながら焚火をすることにしよう。
早朝から焚火まで、仕事できる日は
とても充実している。

科学者の監視

火山の監視体制が低い日本では
恐怖や不安のほうが、危険より大きい。
さらに
地震学者の傲慢な道徳的無知のほうが
恐怖や不安よりも大きい。
地震への対策方法よりも
彼らの非科学的方法への批判のほうが
圧倒的に少ないからだ。
非科学的方法への批判には専門性は不要だ。
彼らの言動や実績だけで十分である。