主体なき主観

政治が普遍的なものに背いても
だれも弾劾できない仕組みには
だれも背かない場合、
主体は社会にも個人にも形成されていない。

主体が、もう一方の存在と相互作用する関係をもつ存在であるなら、
さらに、その主体が社会を構成する基本単位であるなら。

主観と客観(subject and object)の相互作用は
もっとも矯正されやすいが故に、
主体なき主観が、政治的かつ経済的な現実を捏造する。

主体なき主観は、独裁の根源である。