「基礎と応用」という自然に対する最初の細分化

失敗というドン詰まりの繰り返しの過程にこそ
予測できない発見が待ち伏せしている科学史が存在する。
「失敗の神秘」を遠ざける「失敗を繰り返さない勉強」の教育的支配が
「基礎と応用」という自然に対する細分化を生む。

宇宙で最も豊富な水素原子が他の原子の基礎ではないように
どんな部分からも全体を推測しないシナジェティクスに
「基礎と応用」は存在しない。

この木の根は、すでに自然を細分化した専門性の概念から形成されている。
この図は「自然の木」を意味しない、ただのツリー構造だ。
http://www.appchem.t.u-tokyo.ac.jp/kyouyou.html