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絶滅(extinction)について

ある技術がそれまでの技術を陳腐化すると
発明(invention)と言われる。
ある概念から社会的にも新たな価値を創造すれば
変革(innovation)と言われるだろう。
ある生物種が滅びると絶滅と言われる。
ある言葉が使われなくなると死語と言われてきた。
人間は、他の生物が絶滅した後に誕生し、
さらに他の生物を絶滅させてきたように
人間を絶滅させるために開発された核分裂兵器の性能を
より高性能にするための原子力発電は
廃炉にする技術もないまま、税金で製造されているが故に
絶滅させるべき技術であると同時に
原子力発電という概念は死語にするべき言葉である。
(水蒸気でタービンを回転して発電しているかぎり
発電の基本構造は蒸気による蒸気機関である。)
反核や反原発からは、発明や変革は生まれない。
絶滅(extinction)は、それ自体が先験的な宇宙のテクノロジーである。

観察者

未知なる存在は、
自然に含まれるが
自然は、
さらにシナジーに包括される。
部分から推測できないシナジーの働きを発見するまで
観察者に<全体>が存在しないのではなく
観察者が<全体>に含まれるまで
不可欠な<部分>は存在しないのである。

模倣

バックミンスター・フラーのシナジェティクスモデルを再現するより
シナジェティクス原理を模倣するほうがはるかに知的である。
宇宙の原理は、非人格的で
そして
非形態的であるから。

シナジェティクスの操作主義

構造とパターンを相互に調整する言語は
シナジェティクスによる
新たな操作主義である。
その言語は数学言語に翻訳可能だ。
デザインサイエンスは
最も効果的な構造とパターンを物質に変換する
すべての方法に関わる。
このシナジェティクスの操作主義の有効性は
もっとも知的なプロトタイプで実証されるだろう。
時間とエネルギーと物質を最小化した
トリムタブとその形成方法において。

モデル言語

シナジェティクスに解説はいらない。
原理を発見するのみである。
それを物質化するすべてのプロセスに関わる
デザインサイエンスは
原型を3Dプリンターで担うプロダクトデザインとは
大きな違いが生じるだろう。
モデル言語の形成はメタフィジクスの側にあって
3Dプリンターやかつてのモックアップには依存していないからだ。
シナジェティクスとデザインサイエンスとの境界線は
モデル言語の形成によって原型を物質化していく行為によって
より曖昧になるのである。
原型の物質化は
Doing more with lessを加速する数学によって統合される。

非同時的な飛躍

理解には越えられない固有のタイムラグがある。
毎日少しずつ努力するのは儒教的な習慣であり
真の理解にはそれほど効果はない。
目的に接近する生産性を改善するよりも
目的に接近する方法に変化が生まれる時に
必要とされる物事の形成に飛躍が生まれる。
しばしば真の飛躍は
人間の考えた方法を超えた時にやってくる。
そして、その構造と意味の劇的な変容を理解するための
不可避なタイムラグが生まれる。
非同時的なタイムラグこそが生命の解体期間だ。

自然のデザイン

計画的な改善は、やがて発明へと開花する。
しかし、予期しない原理に導びかれる過程で
はじめて自然のデザインの存在に気づく。
自然のデザインを深く理解するには
しばしば社会的言語との絶縁とその苦痛を伴うだろう。
しかし、この自覚の芽生えから
再び予期しない計画的偶然に出会えるように
探査に伴う孤独さえも受容できるにちがいない。

関係

そのすべての環境に関心が向けられる時
すべてを包み込む関係が生まれる。
その関係は無数だか数えられるだろう。
数えられる関係こそが
人間が知らない<他>を愛する時間だ。
知らない<他>は
理解できない70億の人間の
無限の時間からは生まれない。

<もう一つのテクノロジー>1

生命圏の修復にかかるすべての修復費用と
生物的な損傷を十分に修復するための開発費用とを
負担する<もう一つのテクノロジー>がないま
核分裂の再開を議会制民主主義が採用する場合、
深い知識と高度な技術を必要とする
自然からのハッキングが開始される時なのである。
危機的なグランチからいつでも遊離し
自律的で包括的な人間の生存を生命圏で調和させるための
テクノロジーの探求ができる科学者は
個人的に実践可能な自律的な食料とエネルギー、そして住居の
基本テクノロジーを自然からハッキングしなければならない。
自然からのハッキングを
つねに<もう一つのテクノロジー>に統合するのは
予測的デザインサイエンスである。