シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ

破壊の方法

問題を発見する人とそれを解決する人が
同じ人である必要はない。
しかし、問題を解決できる人もその問題を発見する人も
それまでの概念を破壊する試みから導かれるのである。
破壊の方法に関する包括的なメタフィジックスは
シナジェティクス以外にはほとんど存在しない。

概念の沈黙

未知な自然の原理の一つを発見するには
ただひとり社会的行動様式の枠をつねに超越する実験に
何度も挑戦しなければならない。
その挑戦のほとんどは
昨日までの失敗を支えた諸概念を
いかに沈黙させるかである。

WEBデザイナー

私のスタジオの天井から吊してある
つねに風の流れに沿って
ゆっくり回転している
アルミ合金製の球状テンセグリティに
蜘蛛はしばしば巣を張る。
これほど安定したWEBはないだろう。
彼らは、WEBつまり
ハイパーリンクによる情報網の物理的デザインに関して
圧倒的な先駆者だ。
部分的な破損を全体的な破壊にまで連鎖させない
ネットワークデザインの。

階層構造

原理から特許が生まれやすいが
発明から原理は生まれない。
発明は原理を応用する側だと考えられているのは
この二者間に階層構造があるからだ。
事実、原理の発見者は
発明家よりもはるかに少数である。
しかし、優れた発明家はしばしば原理の発見者でもある。

より繊細でより軽く

圧縮材の強度は
断面積と長さとの細長比に影響されるが
張力材の強度は
単位断面積あたりの張力材の表面積に影響される。
張力材の強度は、張力材を構成する炭素繊維または金属繊維が
細ければ細いほど強度は向上する。
この原理から
藁から縄が編まれる場合の強度の飛躍的増加が
縄の直径よりも
単位断面積あたりの藁の数で説明できるだろう。
実際、21世紀のより繊細で軽い存在は
ほとんど炭素から構成されるようになった。
人類が排出してきた炭素は
大気圏に十分保存されている。
地球を周回している見えない資源として。

自律可能な展開

最初にテンセグリティ原理の応用を
他の天体に求めたのは1960年代のNASAである。
より軽量でより少ないエネルギーで
構造が瞬時に自律可能であったからである。
1986年、バックミンスター・フラー研究所のクロノファイルから
そのプロジェクト資料を閲覧したときの衝撃こそ
やがて21世紀のデザインサイエンスのメインストリームを形成するに違いない。

<観る>について

1番目の目は
2つの眼球から
視覚的情報がインプットされる。
2番目の目は
五感から生じる包括的な直感から
視覚的情報が統合される。
3番目の目によって
人間は知識ではなく経験を統合した
直観から獲得される
非視覚的な原型を初めて観ることができる。
原型は人間の内部にもあるからにちがいない。