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百年に一回

自然は、
完全な真空や完全な球を拒むように
完全な平衡状態を退ける。
有限回の操作では決して、絶対零度には到達することができないように、
非平衡状態では、エネルギーのどん底など存在しないように
デザインされている。
しかし、金融資本主義は有限回の操作によって、
絶対的に見せかけた破綻に到達することができる。
百年に一回のこの人為的どん底には、非平衡状態の振動が存在しない。
なぜ百年に一回になったのか。
人間の平均寿命から
おきまりの大企業や銀行の借金の補填操作と
百年間におよぶその利子の返済期間が忘却できるからだ。

科学的発見

偉大な科学的発見には三種ある。
自らの実験から類推した発見、
自らの概念から類推した発見、
複数の他者の偶然を編集した発見。
そして、
科学的発見が偉大かどうかが、物質化できるか(例えば、発明力によって)
で決まるならば、
有限な92種の化学元素の物質化(=原子数の整数化)の過程には、
無数の偉大な人格が介在するだろう。
人間の知性で原理が形成できなかった事実は、
最大の科学的発見である。
これは複数の他者の偶然を編集した発見に含まれる。

贈与経済学

1ドルは,
連邦準備制度(Federal Reserve System, FRS)に対する
1ドルの負債をあらわしている。
言い換えれば、連邦準備銀行は無から通貨を自由に創造し、
合衆国財務省から政府債権を購入する。
この債権を日本はアメリカ国債として購入する。
これは経済原理を排除した<国際こども銀行>だ。
しかし、こども銀行との違いは、金利を労働で返済し続けていることである。
この独占的な贈与システムは、驚くほど単純だが
バックミンスター・フラーの『クリティカル・パス』(白揚社1998)以上に
分析されたことはない。

動物が移動するのは到着するためでなく、繁殖するためである。
人間が旅をするのは、繁殖しすぎた結果である。
もっとも孤立した
巨大なバイオマスの終着駅に導かれようとしている。

元素間主義

お金は必要だが、重要ではない。
しかし、テクノロジーがあれば、
お金は重要だが、必要ではなくなるだろう。
捨てられたパソコンやテレビや靴で、
そして廃棄される期限切れの食料(輸入量のほぼ過半数)で
生きていけるならば、
人類はすでに部分的に
真のテクノロジーを実現している。
化学元素には、
新品も中古もないのだから
結合状態の問題だ。
現実は世間にはなく、
元素間の見えない相互関係にある。

収縮

経済は下降している。
人々は不幸になっている。
宇宙には下降も上昇も存在しない。
膨張するか収縮するか、
つまり心臓のように、
脈動しているのである。
宇宙の収縮は不可避のエネルギー現象である。
つまり、この惑星の経済的現象は未だ物理的現象に至っていない。