生きる延びるためのドア

ジープは、第二次世界大戦中の1940年に
アメリカ陸軍により開発着手された小型四輪駆動車であった。

戦時にも平時にも使用されるジープは、
どこでも<車載工具ですべての修理が可能である>部品から構成されている。

実際の戦時には、アウトドアは終わる。
豊かだったインドアと安定したインフラが破壊されるからだ。
緊急時に使用される現在のアウトドア用テントは
長期の屋外生活には、耐久性と実用的な居住性、そして経済性からも不向きだ。

部品に互換性があり形態・構造ともにほぼ同一のシェルターデザインを開発すれば
緊急時でも平時でも、耐久性と一定の居住性を備えたジープのように
ユーザが修理可能な実用的なシェルターができるだろう。
そればかりか、シェルターのすべてを市販の部材で構成できれば、
短時間にぼ同一のシェルターがどこでも複製され供給されるだろう。

太陽系で生きる延びるためのドアは、一つで十分だ。
それぞれの内部と外部を繋ぐための。

思考

思考は、昨日までから演繹し、新たな個別の経験から帰納するが、
視覚、聴覚、臭覚、触覚は昨日に引き戻し、
時折、運良く現在を回復できるので
純粋思考はほとんど家族向きではなくなる。

住宅の全方向性

太陽系でのもっとも経済的で安全な住宅デザインは
火星での住居に採用される。

火星計画の初段階では都市は形成されない。
経済的でもなければ、安全でもないから。
住宅は、無線、無柱、無管、無軌道のモバイルシェルターとして
デザインされる。

そして、火星での水・エネルギー・食料生産方法は
シェルター機能に含まれているだろう。

都市と農村の分離からではなく
コロニーの共同性による相互に統合された水・エネルギー・食料の生産性が
シェルターデザインを決定する。

自動車が遂に運転手がいない自動運転に成功した段階での
住宅の全方向的なテクノロジーの自律性は、
<自然選択>による適者生存ではなく、<宇宙選択>の問題だ。

24時間以内と数千年間

労働なき富が、
理念なき政治と貢献なき知識を複製し、
神秘なき食料生産が、
微生物なき大地と遺伝子生物学を拡大し、
水と食料と電気を金銭で交換する都市に
人々を幽閉してきた産業社会が
24時間以内に破壊可能なことは
中東戦争などで同時的にテレビ中継されてきた。

都市の水・エネルギー・食料生産の脆弱さから
生まれる不安と怖れをテクノロジーによって軽減しないのは
上下水道のインフラシステムと農村部からの
水・エネルギー・食料の生産方式を
この数千年間換えない方が
<犬のしっぽに散歩を依頼する>習慣を維持できるからだ。

より多くの人々を都市部に定住させる権力構造が
変革可能なテクノロジーを意図的に遅延することによって。

固体的思考

動かない構造は、石のように固体的にデザインされているが
巨石自体、動いた結果である。

安住と安定を振動に求めない習慣によって
地震を怖れている。
そして、固体的思考が住宅を破壊している。

結晶中の原子は、振動する。
単独の原子や、分子、クラスターなどの各原子も振動している。

非構造

<犬のしっぽに散歩を頼む(R.B.フラー 1962)>非構造よりも、
進化した自由と生活をあらゆるシーンで具現化する
完全に無管、無柱、無線、無軌道な
テンセグリティシェルターをデザインできるシナジェティクスを開始し、
遂にその重量とコスト計算ができるデザインサイエンスを学ぶ環境が
まだその非構造に存在していないのは、
シナジェティクスもデザインサイエンスにも
学校で<学ばない自由>がインストールされているからだ。

<学ばない自由>は、<学ぶ自由>と共に、
包括的な理解(Comprehension)のための相補性を形成する。
陽子と電子のような
非鏡像的でポジティブとネガティブな構造を。

非自発的失業へ

金銭を稼ぐすべての方法は、
全自動のITロボット化を目指して完全な失業状態まで突き進む。

3%の失業率をもって完全雇用とする法律によって
仕事を発明し続けるのは政治である。

政治家がその政策を考案するのは選挙の時だけである。
自らが失職しないように。

長期的には政治家は皆死んでいる。
法律の作成もITロボットが代行できるからだ。

政治家の非自発的失業以上の発明はないだろう。

停留所

鈍い馬から降りたと思ったら
死んだ馬に乗り換える指導者ども。

停留所の方が早く移動しているだけである。
停留所は遠隔操作できるから。

続)ゼロの脅迫

金銭で金銭を増やす経済学は、
稲作の一粒万倍(=微生物的触媒によるシナジー)の起源に
怯えている。

アジアと中東の稲作地帯は、戦時には爆弾と枯れ葉剤で、
そして、平時には肥料と農薬で計画的に破壊されている。

一粒万倍の経済学は、ゼロの脅迫を陳腐化するにちがいない。

ゼロの脅迫(再考)

ゼロ円生活、ゼロ金利、残高ゼロ、
ガス欠、停電・・・・・
みんなゼロの使い方を間違っているようだ。
昼となく夜となく
<何もない状態>に怯えている。

ゼロという
無限を対象化した概念と記号化の革命で
数えられない無限観(=空)から
人類を解放した歴史が忘れ去られ、
誰かの富は誰かの借金だというゲームを
信じ込まされている。

富と借金を合計するとゼロになるという
<何もない状態>を作り出す経済学に。

太陽系の<何もない状態>のバイオスフィアに
人類は降り立つことはできななかった。